婦人科

一般婦人科

気になる体調の変化・症状はありませんか?

気になる体調の変化・症状はありませんか?

生理に関わるお悩み、おりものの異常、不正出血など、女性なら一度はこうした症状でお悩みになられたことがあると思います。大阪市中央区心斎橋の早川クリニックでは、女性特有のお悩みに対して専門的な検査・治療をご提供して、快適な毎日をサポートさせていただきます。

「診察=内診」というわけではありません

婦人科を受診しにくい理由の1つに「内診」への抵抗があると思いますが、「診察=内診」というわけではありません。現在は色々な診察方法があり、血液検査やお腹の上からの超音波(エコー)検査だけで済む場合があります。内診に抵抗がある方もお気軽にご連絡ください。

婦人科で診る主な病気

子宮筋腫

子宮の壁にできる良性の腫瘍(こぶ)のことで、がんとは違い命をおびやかすことはありません。ただ、ごく稀に子宮内膜がん(子宮体がん)の合併症、子宮肉腫という悪性の腫瘍の場合がありますので注意が必要です。

子宮筋腫の原因ははっきりわかっていませんが、「エストロゲン」という女性ホルモンが関与しているとされていて、閉経後、自然に小さくなっていきます。

主な症状
  • 月経痛
  • 月経過多(生理の出血が多い)
  • 貧血
  • 頻尿
  • 腹痛
  • 便秘
  • 下腹部のしこり
  • おりものの増加

など

治療方法
薬物療法

生理を一定期間止める「GnRHアゴニスト」を使用して、筋腫を小さくしたり、症状の改善をはかったります。過多月経をコントロールするために、低・中用量ピルなどを使用することもあります。

手術療法

筋腫のみを摘出して子宮を温存させる「子宮筋腫核出術」のほか、患者様の年齢・病状によっては子宮全体を摘出する「子宮全摘出術」を行う場合があります。

その他

手術以外に、筋腫の栄養血管を人工的に詰まらせて筋腫を小さくする「子宮動脈塞栓術(UAE)」や、過多月経の治療のために「子宮内リング(ミレーナ)」を使用することもあります。

子宮内膜症

近年増加傾向にあり、20~30歳代の比較的若い年代の方によくみられます。子宮内腔で生理を起こす「子宮内膜」と同じような粘膜組織がまったく違う場所に発生する病気で、子宮内膜と同じように出血を起こすため、血液が組織にたまって様々な症状を引き起こします。

良性ですが進行性の病気なので、「生理痛がひどくなった」などの異変をお感じになられた時には注意が必要です。

主な症状
  • 生理痛
  • 月経困難症(生理痛やひどくて日常生活に支障をきたす)
  • 下腹部痛
  • 腰痛
  • 排便時痛
  • 性交痛
  • 月経過多
  • 腹部にしこりがある
  • 不妊

など

治療方法
薬物療法

低用量ピルなどを使って病変を小さくしたり、症状の改善をはかったりします。また、女性ホルモンを一時的に抑えて、生理を一定期間止める「GnRHアゴニスト」を使用することもあります。

子宮がん

子宮にできる悪性腫瘍で、子宮の入口(子宮頸部)にできる「子宮頸がん」と、子宮の奥(子宮体部)にできる「子宮体がん」に分けられます。割合として子宮頸がんが圧倒的に多く、子宮がんのほとんどを占めるとされていましたが、最近では子宮体がんの割合も増えています。

子宮頸がんの原因は「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染で、主な感染経路は性行為によるものですが、特別なウイルスではなく、多くの女性は一生のうちに一度は感染すると言われています。

症状

初期の子宮頸がんではほとんど自覚症状が現れないため、20歳を過ぎたら定期的に子宮がん検診を受けるようにしましょう。病気が進行するにつれて、不正出血、おりものの増加などの症状が現れ、下腹部痛、腰痛、血尿、血便、排尿障害などが起こることもあります。

子宮がんの予防
ワクチン接種

HPVの感染予防のために3回に分けてワクチン接種を行います。また常時子宮がん検診を行っていて、現在、HPVに感染しているかどうかを調べるHPV検査も受けることができます。

<9価ワクチン>
1回目:33,000円(税込)
2回目:33,000円(税込)
3回目:33,000円(税込)

<4価ワクチン>
1回目:18,000円(税込)
2回目:17,000円(税込)
3回目:17,000円(税込)

※ワクチンの在庫に限りがありますので、ご希望の方は事前にお電話にてご連絡ください

<HPV検査>
5,500円程度(自費の場合)
患者様の状態により、保険診療で行うことがあります。
詳しくは診療の際にお尋ね下さい。

子宮がん検診について

早川クリニックでは、子宮がん検診を行ってます。

子宮がん検診の検査内容や詳しい流れはこちらへ

更年期障害・ホルモン補充療法(HRT)

更年期障害とは?

一般的に閉経前後の45~55歳ごろの時期を「更年期」と言い、多くの女性が何らかの不調を感じるようになります。そうした症状を更年期症状と言い、症状が重く日常生活に支障をきたすような状態を更年期障害と言います。

更年期障害の原因は?

主な原因は「エストロゲン」という女性ホルモンの低下で、その他、加齢によるお体の変化、心理的要因、仕事や家庭でのストレスなどが複雑に絡み合って発生すると考えられています。

更年期障害の症状は?

  • 顔がほてる(ホットフラッシュ)
  • 発汗
  • 手足、腰の冷え
  • 動悸、息切れ
  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 不眠
  • 頻尿
  • 尿漏れ
  • 性交痛
  • 疲れやすい
  • すぐにイライラする
  • 気分の落ち込み

など

更年期には様々な症状が現れますが、自覚できない程度のものから、日常生活に支障をきたす重い症状まで、程度や種類、症状が続く期間などは個人差がありますが⾝体に様々なトラ ブルが現れます。良く知られているのは、多汗・ほてり・気分の 浮き沈みなどですが、実は、頭痛やめまい、吐き気などの症状 や、⾻粗しょう症や動脈硬化、認知障害などの深刻な症状が出る こともあります。正しい診断と適切な治療を受けるためにも、お一人で悩み続けずに専門医の診察を受けるようにしましょう。

更年期障害の治療は?

ホルモン補充療法(HRT)

更年期障害の主な原因は「エストロゲンの低下」ですので、それを補うことで症状の改善をはかります。飲み薬、塗り薬、貼り薬などの方法(※)でエストロゲンを補うことで、ほてり、のぼせ、発汗、性交痛などの症状の改善のほか、骨粗しょう症の予防、動脈硬化の予防、肌質改善、気持ちが前向きになるなど幅広い効果が期待できます。

※子宮のある方には、子宮体がんを予防するため黄体ホルモン製剤を併用します

女性ホルモンのスペシャリストが診療

当クリニックには、長年、女性ホルモンの研究に携わってきた医師が2名在籍していて、患者様お一人おひとりの症状やライフスタイルに合った最適な治療方法をご提案しています。

⼥性ホルモンの作⽤する範囲は、脳や中枢神経、⼼臓などの循環 器、⾻、⽪膚など多岐に渡ります。美しく年を重ねていく際に、 年齢にふさわしい肌の美しさやスタイル・健康を維持するために も、必要に応じて⼥性ホルモンを補うことが⼤切です。
閉経を迎える年齢は50歳前後と昔からほとんど変わっていませんが、一方で女性の平均寿命は著しく延びています。つまり女性は閉経後も30年間あまりの人生を女性ホルモンが不足した状態で過ごすことになるというわけです。こうしたことから「閉経後の人生をいかに健やかに過ごすか?」というのは、現在女性の大きなテーマであり、女性の「ライフパートナードクター」である当クリニックとしても重要なテーマと位置づけています。

その他の治療方法
漢方療法

お一人おひとりの症状に合わせて効果的な漢方薬を処方いたします。豊富な種類の漢方薬をご用意していて、更年期障害の治療では保険適用となるものもありますので、月々の費用も抑えられます。

安定剤、抗うつ剤、自律神経調整薬

抑うつ状態は更年期の女性の多くが経験する症状ですが、気分の落ち込み、不安、焦燥感などが強い場合には、安定剤、抗うつ剤、向精神薬の使用も有効となります。

生活習慣の改善

普段の生活習慣を見直し、適度な運動、バランスの良い食事、リラクゼーションなどを心がけて症状の改善をはかるようにしましょう。

産科

妊婦健診

大阪市中央区心斎橋の早川クリニックでは、妊娠14週ごろ(妊娠初期)までの妊婦健診を行っています。胎児の超音波(エコー)検査も常時行っています。分娩(出産)には対応しておりませんので、妊娠14週目にかけて必要な検査(子宮がん検査、血液検査など)を行った後、近隣の関連病院やご希望の分娩出産施設がある病院をご紹介いたします。

ブライダルチェック

ブライダルチェックは、結婚を控えていらっしゃる方、妊娠をご希望されている方などにおすすめです。子宮がん検査や超音波(エコー)検査による子宮・卵巣の画像診断、性感染症(STD)のチェックなどを行わせていただきます。

ご希望に応じて、女性ホルモンや甲状腺ホルモンなどで妊娠に支障をきたす病気がないかを調べる血液検査なども受けられます。ご来院後、医師のカウンセリングを受けてから検査内容を決めていただいても大丈夫です。お気軽にご相談ください。

※お一人につき、1枠のご予約が必要となります。

基本コース

コース名 検査内容 費用
女性基本コース 問診
尿検査
子宮がん検査
超音波検査
カンジダ/一般細菌
クラミジア検査
淋病検査
12,500円
男性基本コース 問診
尿検査
クラミジア検査
淋病検査
HIV抗体検査
梅毒検査
10,000円

料金は税込みとなっております。

オプション

検査内容 費用
HIV抗体検査 2,500円
梅毒検査 2,500円
ホルモン検査
(E2、LH、FSH、プロラクチン、テストステロン、プロゲステロン、TSH、FT4)
6,000円
風疹抗体検査 1,500円
麻疹抗体検査(感度の高いEIA法を使用) 2,500円
B型肝炎(HBs抗原・抗体) 2,000円
C型肝炎(Hcv抗体) 2,000円
貧血、生化学、糖尿病検査 5,500円
アレルギー検査(16項目) 15,000円
血液型 1,500円
HPV(ヒトパピローマウイルス検査) 3,800円
AMH(抗ミューラー管ホルモン測定) 8,500円
精液検査 5,500円

料金は税込みとなっております。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

ブライダルチェックの流れ

ブライダルチェックとは?

ブライダルチェックとは、婦⼈科検診の⼀種。
⼀般的な婦⼈科検診に⽐べ、「妊娠や出産に関する健康上の問題がないか」をより詳しく検査することが出来るため、結婚前に受けておくべき検診として【ブライダルチェック】と呼ばれ、多くの婦⼈科で⾏われています。
もちろん⼥性ならではの病気などを調べる事が出来るので、未婚・既婚や結婚の予定のあるなしに関わらず、⼥性なら定期的に受けておきたい検査です。

検査内容はオーダーメイド

⼀⼝にブライダルチェックと⾔っても、実は検査項⽬はクリニックによって様々。早川クリニックでは、基本コースに加え、調べたい内容によってオプションを追加することが出来ます。会社の健康診断や市町村のクーポンを利⽤し、定期的に婦⼈科検診を受けている⽅も多く、不要な検査まで受けないといけないということも。オプション制度は、⾃分に必要な検査だけ選べると⼤好評です。

不妊症かも…?と思ったら

「もしかして不妊…?」と思っても、いきなり不妊検査を受けるのは敷居が⾼いと感じる⽅もいらっしゃるのではないでしょうか。ブライダルチェックは、そんな「不妊かも?」に悩む⽅が受けられることも多いと⾔います。基礎体温などを⽇頃からつけている⽅は、アドバイスをもらうことも可能なのでお持ちになる事をオススメします!⼦宮の形を⾒ることで排卵期を確認する事が出来るので、妊娠しやすい時期のタイミング指導を受けられる場合もあります。

内診

内診により⼦宮の⼊り⼝の細胞、膣分泌物を採取します。
これにより、⼦宮がん/カンジダ・⼀般細菌/クラミジア/淋菌など様々な検査が⾏えます。⼦宮の状態を調べるため、内診は必要不可⽋。とはいえ、この内診こそが「なんだか怖い…」とハードルになっている⽅も多いのではないでしょうか?そんな⽅も⼼配ご無⽤!細い器具を使⽤し、検査時間はほんの1〜2分。

超音波(エコー)検査

超⾳波(エコー)検査では、超⾳波を発するプローブ(探触⼦)を膣内に挿⼊し、⼦宮・卵巣・卵管の状態を観察します。⼦宮筋腫や⼦宮内膜の異常、卵巣腫瘍の有無やその種類など、⼦宮・卵巣の病気の発⾒には⽋かせない他、⼦宮の形や⼤きさから排卵予想なども可能。エコー写真はその場で⾒る事が出来るので、数値だけでなく⾃分の体を⽬で⾒て確認するのにも重要な検査です。こちらのプローブも新型の極⼩さいものを使⽤しています。内診と同じくほんの数分程度で終わるので、ご安⼼ください◎

次回の予約

検査結果は約1週間後に出るので、次回の予約を取ってからお帰り下さい。予約を取るのもタッチパネルで希望の⽇程を選ぶだけです。

結果

1週間後、検査結果を聞きにご来院ください。

子宮頸がん検診の流れ

子宮がん検診の検査内容や詳しい流れはこちらへ

1.受付で問診票に記入

問診票に最終月経がいつからいつまでか、婦人科受診の有無などの記入をお願いします。

2.問診と検診の説明

婦人科疾患全般を念頭において、生理周期や生理痛、経血量、不正出血の有無、また腹痛やおりものなどに関しての問診を行います。
また、検査の流れについてもご説明させて頂きます。初めて検診を受ける患者様でも分かりやすい様に、イラストを使って説明致します。

3.内診室

内診と細胞採取を行います。

4.超音波(エコー)検査

超音波(エコー)検査を行い、子宮内を観察いたします。検査時間に関しましては約1~2分です。

5.検査結果

エコー画像を見ながら子宮や卵巣の状態について説明致します。
細胞診の結果は後日の受診や郵送にて確認して頂けます。

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